昨日は、労働問題研究会の研修がありました。
テーマは、「ハラスメント」について。
ハラスメントにも様々ありますが、職場で問題になるハラスメントは、やはり「セクハラ」と「パワハラ」です。
「セクハラ」
◎対価型セクハラ・・・職場において行われる性的な言動に対する労働者の対応により、当該労働者が解雇、降格、減給等の不利益を受けること
◎環境型セクハラ・・・職場において行われる労働者の意に反する性的な言動により労働者の就業環境が不快なものとなったため、能力の発揮に重大な悪影響が生じる等当該労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じること
「パワハラ」
同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為
①身体的な攻撃、②精神的な攻撃、③人間関係からの切り離し、④過大な要求、⑤過小な要求、⑥個の侵害
今の時代、セクハラに関しては、それらしい行為はほぼ全てアウトだと思っておいた方がいいでしょう。セクハラは「相手がどのように受け取るか」で決まります。行為そのものというより、行為の相手の受け取り方によって、セクハラになったり、ならなかったりします。
そもそも職場は仕事をする場所です。全員がそういう意識を持っていれば、セクハラも減るのかなと思います。(職場内の恋愛を否定するものではありません。セクハラっぽい行為をしなくても、そういう運命であれば、普通に付き合ったり、職場結婚できます。たぶんね)
それに対して、パワハラは難しいところがあります。注意・指導なのか、それともただの暴言なのか、その線引きが難しい。上司は部下を叱らないといけないときがあります。そのときパワハラを気にしすぎると叱れなくなります。これは会社にとってよろしくない。それではどうすればいいか? とりあえず「感情的にならないこと」が大事です。
やはり感情的になった行為は、パワハラと判断されることが多いと思います。相手を非難する言動や暴行は、たいてい感情的になったときに行われますし、あと、仕事そのものと関係ないですしね。
そういえば、豊〇議員も思いっきり感情的になってましたね(笑)。
パワハラの中でも暴行等は、どんな理由があってもやってはいけません。個人的には、手を出したら完全アウトです。いい歳した大人を殴っても、労働者の行動等は何も変わりませんし、会社と労働者の双方にとっていいことは何一つありません。意味のない行為はやめましょう。
セクハラにしてもパワハラにしても、あまりに気にしすぎると、職場内にほとんど会話がなくなってしまいます。なんか寂しいですね(^^;)
(12:40)